HS2022:第71.05項の解説
この項には、前の3項に属する石から得られる(例えば、研磨又は粉砕することにより)ダスト及び粉を含む。これらのうち、最も重要なものは、ダイヤモンド又はガーネットから得られる粉である。
天然のダイヤモンドのダスト及び粉は、主として「ボルト」(工業用の品質のダイヤモンド粒)を粉砕して得られる。合成のダイヤモンドのダスト及び粉は、高温及び高圧下で、通常、黒鉛の直接変換によって製造される。
これらのダスト及び粉は、実用上一つ一つを取り付けて使用するには余りにも小さすぎるという点で、71.02 項又は 71.04 項のダイヤモンドとは異なっている。これらは、通常研磨用に供されるものであり、それらの粒子の寸法は、一般に 1,000 ミクロン以下であるが、寸法の測定は、粒子を一つ一つ測定するというよりも、ふるいによってなされる。ダスト及び粉の粒子の寸法と石の寸法との間には、かなりの程度、重なり合う部分があり得るが、石は数量を決定するのに一つ一つ計測されるのに対し、ダスト及び粉はまとめて計量される。
ダイヤモンドのダスト及び粉は、グラインディングホイール、ポリッシングホイール、カッター、ポリッシングペースト等の製造に使用される。
ガーネットの粉は、主として光学レンズの研磨用又は紙その他の材料の基材上の研磨剤として使用される。
この項には、人造コランダムの粉(28.18)を含まない。
