日EU協定日イギリス協定に規定される、VAルールの計算式の一つ。
MaxNOM(Maximum value of Non-Originating Materialsの略)という。
計算式は以下の通り。

MaxNOM非原産材料の価額 / EXW × 100

原則的に、他の協定では日本国内で産品生産することで付加される価額を算出する形となるため、基準値を上回ることが求められるが、これらの協定では産品の価額に対して、産品生産に使用された非原産材料(自国内で産品生産することで付加される価額以外)の割合が基準値となるため、下回ることが求められる。そのため、協定上は、産品生産において使用できる、非原産材料の割合の最大値を示している。
MaxNOMとは記載されていないが、日スイス協定におけるVAルールの計算式も同様の考え方となる。

【注意】上記説明は、日本からの輸出を想定した説明となっております。締約国側での考え方については、原則として、上記説明文中の日本を締約国名に置き換えてお読みいただくことになります。